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天野 光
Proc. of the 4th Int. Seminor of Liquid Scintillation Analysis, p.185 - 209, 1991/00
天然放射性核種であるRnとその直接の親核種であるRaは地球化学的研究に有用なトレーサーである。またRnとその娘核種は。近年保健物理的観点から精力的に研究が行われている。極低レベル水中Ra・Rnび空気中Rnの液体シンチレーション計測法(LSC法)について、水及び空気試料の採取から放射能測定にわたって、実際的な観点から簡便で精度の高い手法を検討した。水中Rnはトルエンシンチレータ抽出により、空気中Rnはトルエンシンチレータを対象空気でバブリングすることにより抽出した。放射能測定に関して、1.積分計数法、2.パメス遅延コインシデンス法、3.効率トレーサ法について検討した。その結果、簡便さでは1の方法が優れていたが、2の方法でLSCによる線の入力窓を工夫し長時間測定(~1500分)でバックグラウンド計数率0.01cpmで環境試料中Ra・Rnの極低レベル測定が可能であった。
山口 誠哉; 大山 幸夫; 中村 知夫; 前川 洋
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 254, p.413 - 418, 1987/00
被引用回数:20 パーセンタイル:86.92(Instruments & Instrumentation)中性子・ガンマ線混在場における、Li,Liガラス・シンチレータの応答の差を利用して、Liによるトリチウム生成率を測定する方法を開発した。本方法の特長は、(1)高感度である、従って重照射を必要としない。(2)オンラインで測定できる。(3)位置分解能が良い、ことである。両シンチレータの利得およびガンマ線検出効率の差を調整することにより、精度良くトリチウム生成率を測定することができた。本方法を、ブランケット・ベンチマーク実験に適用し、液体シンチレータ法の結果と比較した結果、誤差の範囲で一致した。
東條 隆夫
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, A241, p.177 - 180, 1985/00
エネルギー範囲が70keV迄の低エネルギー電子に対するNaI(Tl)結晶の蛍光効率を、線励起によって測定した蛍光効率から計算した。この効率曲線は7.8keVにおいてピークを有し、25keV以下の領域においては、従来知られている効率の中で最高の効率を示し、25keV以上の領域においては、数種の既報の結果と2%以内で一致した。この効率曲線は、1keVまたはそれ以下の電子を、蛍光効率70%以上で測定可能なことを示し、従来の計算および実験結果の多くがもっていた相互矛盾を示さなかった。
斎藤 公明; 森内 茂
JAERI-M 9741, 55 Pages, 1981/10
NaI(Tl)シンチレーション検出器ガンマ線応答関数が10MeVまでのエネルギー範囲を対象として、モンテカルロ法を用いて高精度で計算された。本計算では、NaI(Tl)結晶の発光効率の影響、NaI(Tl)結晶のまわりの容器の影響把ついて検討が加えられた。これらの影響を考慮した結果、計算結果が本研究室で行なわれた実験データと非常に良い一致を示すことが明らかになった。本報告書では、実験結果との比較、解析を行なうとともに、考慮された物理過程、それを記述するために用いた公式、仮定等について具体的に述べた。さらに、NaI(Tl)結晶の大きさと入射ガンマ線エネルギーの2つのパラメータを種々に変化させて計算を行ない、スペクトルが形成されるまでのNaI(Tl)結晶内での過程がある程度明らかにされた。
斎藤 公明; 森内 茂
Nuclear Instruments and Methods, 185(1), p.299 - 308, 1981/00
円筒形NaI(Tl)検出器の高精度ガンマ線応答関数が、モンテカルロ法を用いて計算された。検出器の構造材及びNaI(Tl)クリスタルの発光効率の影響について検討が行なわれた。これらの影響の考慮によって、ガンマ線スペクトル・全効率・ピーク効率の計算結果が、当研究室で行なわれた実験と非常によい一致を示した。また、線源位置を変えた場合のスペクトルの変化について、実験結果と比較しながら検討を行なった。上に述べた二つの効果を考慮しない計算結果は、やはりこれらの効果を組み込まずに行なわれたBergerとSeltzerの理論計算と良く一致した。